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アフター・セカンド。
※この方式で文章書くの前回が初めてで止めようと思ったけどラッドシティ編はこれで書いていきたいです(・ω<)
「・・・・・・?」
「・・・・・・?」
「またお前か、よく会うな。」
そう言って、シンはポニーテールを揺らして振り向いた。
「なんだよ、また悩んでるのか、みたいな顔で見るなよっ。・・・悩んでるわけじゃないさ。」
――は問う。ならば何故此処で佇んでいるのかと。
「別に、理由なんか特に無いけどさ・・・・・・ほら、前に話した事覚えてるか?」
シンは――から目を逸らす。その瞳は、様々な感情を帯びていた。
「皆が紫煙の木で幸せを享受していく、って俺が言ったろ。でも、そんな物に縋っていちゃいけないって人はやっぱりいたよ。・・・俺は、信じてなかったんだな。この街の人達の事を。」
けど、と言葉を続ける。
「やっぱり、魅力的なんだろうな。あれに縋って生きていく人もやっぱり、いる。けど・・・それじゃダメだと思うんだ。」
シンは再び赤い双眸を――に向けた。
「だから俺は、あの木を壊しに行くよ。・・・俺たちのせいで、こんな訳わかんない事になった・・・と、思うんだ。なら、最後までやり抜かなきゃ。」
――は、また問いを投げかけた。今は、信じているのかと。
シンは笑った。
「うん。今も、これからも、俺は信じるよ。人を。そして、見つけるんだ。本当の意味で、誰もが笑顔になれる日を。その為に、俺はエンドブレイカーして・・・旅を続ける。仲間を見つけていきたいな。」
シンは言う。それが、俺の夢だと。
「なぁ、お前には・・・夢があるか?あるなら、聞かせろよ。俺だって言ったじゃないか。」
急な問いに――は一瞬戸惑い、口を開いた。
――には夢があるのか、それを話したのか・・・それは、別のお話。
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