笑顔と青空と。

それまでに、どこまで調整できるか…

記憶を失った俺がアクスヘイムに辿り着き、そこから始まったエンドブレイカーとしての旅。
ここまで幾つもの涙と笑顔を見てきた。…そしてまた、誰かの涙が流れようとしている。

それは、都市国家に住む人々の涙か、それとも……
ゼファーを救う事はできるのか…今度こそ、シェラハを討てるのか……
いや、討たなきゃいけないよな。そうしないと、この街の人々の涙が流れる事になるんだから。
まだ、憶えている。かつてこの手で、飾り気のない白い槍で、怪盗の青年の胸を穿った感覚を。
エンドブレイカーとしての使命。自分に言い訳をしても、血で汚れてしまった手は……

過去を無くし、エンドブレイカーになった俺には、もう戦い続けることしかできない。それ以外の道は赦されない。
そして定まった俺の夢。巡っていく先の都市国家でマスカレイドから人の笑顔を守る事。
どれだけ傷ついても立ち止まる事は許されない。戦わなければ、守れないのだから。

だから今日も。心強い仲間と共に、戦い続ける。